　世界的に感染者が増加していますが、スリランカでも同様です。
　私たちの支援している子どもたちの家庭は、その日暮らしの家庭が多く、外出禁止措置がとられると、大変なことになります。仕事にも行けないのでお金がありません。食料の貯えもないので食べるものがなくなってしまいます。庭に植えてあるジャックフルーツで飢えをしのぐしかありません。それも長続きはしません。
　２０２１年は、大規模なコロナ感染者が発生し、加えて大きな洪水も加わりました。支援している子どもも家族もコロナに感染し、中には、家計の支えである父親をコロナで亡くした子どももいます。洪水の被災も大きく、屋根まで水没した家庭もあります。学用品も水に漬かってしまう子どもも多くいました。
　こんな中、里親さんたちへの呼びかけで、
　　　　　　　　　　　2020年は1553172円、
　　　　　　　　　 2021年は2165000円　　の寄付が集まりました。
　2020年は、全員にお米30kｇのプレゼントをしました。
　2021年は、全員に7000ルピーの支援を行うことができました。父親を亡くした子どもや洪水の被災者には、その程度に応じて追加の支援を行いました。お米はⅠKg約1200ルピー程度です。
　

　２０１０年９月、仏陀ゆかりの菩提樹がコスモス奨学金のスリランカ事務局長であるアマラワンサ僧侶によって、千葉県長生郡長南町の長福寿寺に移植されました。これは長福寿寺からアマラワンサ僧侶のお寺スリプンニャワルダナ寺院になされた多額の寄付の返礼として行われたものです。現在、日本の寒さに耐え大きく成長しています。
　移植された菩提樹は、仏陀がインドで悟りを開いたといわれる菩提樹の子孫です。５月の満月の日に訪れてみてください。スリランカでは5月の満月の日はウエサック祭が行われ、仏陀をしのぶ行事が行われます。きっとご利益があると思います。
　長福寿寺からは、現在もスリプンニャワルダナ寺院だけでなく、他の寺院やコスモス奨学金の子どもたちにも寄付が行われています。